がん治療中でも出来るストレッチ!パート1

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がん治療中でも可能なエクササイズ

「キャン・エク」は、がん治療中の方が配慮すべき点を考慮して、理学療法士が考案したエクササイズです。

今回は、ストレッチングをご紹介します。

ストレッチングは、筋肉の柔軟性改善、血流改善、パフォーマンス向上、疼痛改善を目的に行われます。

がんリハビリテーションでも、ストレッチングを運動前に行います。

それは、急に筋肉に負荷をかける事で、筋肉を痛める可能性があるからです。

ストレッチングの方法について、まとめます。

がんとストレッチング

動物を対象とした研究ですが、がんとストレッチングの論文も報告されています。ストレッチングは、マウス乳がんモデルの腫瘍成長を低減させました。

参考文献

  • Berrueta: Stretching Reduces Tumor Growth in a Mouse Breast Cancer Model. Scientific Reports 8, 2018.

ストレッチングは、身体のコンディションを整えます。

ストレッチングによる筋肉の柔軟性が得られれば、腰痛やケガの予防に繋がります。

また、関節可動域(関節の動く範囲)も広がり、目的とする動作が可能になります。

そのため、がんリハビリテーションのプログラムに、ストレッチングを導入する理学療法士は少なくありません。

ストレッチング

意味・種類

ストレッチングとは、「筋肉を引っ張る動き」です。

自分で行うストレッチングや、セラピストから受けるストレッチング、引っ張る時間が長いストレッチングや、クイックを反復させるストレッチングなどがあります。

ストレッチは、闇雲に行っても効果が得られません。

目的とする筋肉を明確にして行う事が重要です。

それでは、自分で行うセルフストレッチングを紹介します。

注意
腰や股関節に出来るだけ負担をかけない方法を紹介していますが、負荷量や伸ばす範囲は自分でコントロールする必要があります。痛みのない範囲で行ってください。

ハムストリングス

ハムストリングスが硬いと、猫背の姿勢となり、腰痛を起こしやすくなります。腰痛はメンタルと関連が深く、気分が落ち込みます。ハムストリングスのストレッチはとても重要です。

腸腰筋・大腿四頭筋

腸腰筋は、骨盤と背骨をつなぐ筋肉です。腸腰筋は真っすぐ立つ(骨盤を起こす)姿勢を支える筋肉で、硬いと腰痛や股関節痛に繋がります。

大腿四頭筋は、太股の筋肉で、膝の曲げ伸ばしや、しゃがむ、立つなどの動作で働く筋肉です。

下腿三頭筋

下腿三頭筋は、バランスを調整する筋肉です。立つ姿勢では、常に微妙な重心移動をコントロールしています。疲労しやすい筋肉ですので、ストレッチングが重要です。

殿筋群

お尻には、複数の筋肉が集まっています。骨盤を支える役割を担っており、負担がかかる筋肉です。

殿筋深部筋

骨盤と大腿骨、仙骨を支える筋肉です。坐骨神経痛の原因になることもあります。

上肢、頸部の「キャン・エク」プログラムへ続く。