副作用一覧

口内炎

口内炎は癌治療患者さんの約6割におこる副作用であり、地味に辛いです。医師は治療を優先しているので、「治るまで我慢ですよ。」と言いますが、食欲減退、食事量低下、栄養不良などの悪循環になる可能性があります。また、メンタルも落ちます。癌治療を継続できるように、予防と早期対策が重要です。

疲労・全身倦怠感

がんに関連する倦怠感は、がん患者の半数以上が経験する症状です。倦怠感の原因は、ホルモン治療、睡眠不足、孤独感、癌の進行具合が関連すると考えられています。しかし、有効な治療や対策がないため、薬物療法や民間療法を用いて、倦怠感とうまく付き合っていく必要があります。

骨髄抑制

化学療法や放射線治療を受けると、血球の減少がおこりますが、これを骨髄抑制と呼びます。骨髄抑制になると、感染症や貧血、出血傾向に注意が必要です。骨髄抑制を改善する方法はなく、回復するのを待つのみです。その間に感染症などのリスクが高まるので、手洗いうがいやバランスの良い食事を摂る事が重要になります。

便秘と運動・食事・環境

便秘はがん患者さんの大半が経験する副作用であり、通常は下剤が使用されます。しかし、下剤も薬剤であるため副作用があり、注意が必要です。自分で行える便秘対策として、水分摂取や食事の工夫、便秘体操や環境調整があります。

アレルギー反応と輸注反応

がん治療に伴うアレルギー症状には、免疫機能の亢進により起こるアレルギー反応と、抗原抗体反応により起こると考えられている輸注反応があります。アレルギー反応は抗がん剤で起こりやすく、輸注反応は分子標的薬で起こりやすいです。そのため、抗ヒスタミン薬の事前投与などが行われます。また、普段から体調を整えておくことも有効です。

嘔吐の機序と対処療法

悪心・嘔吐は抗がん剤の24時間以内に出現する超急性副作用です。その他、遅発性や予測性などがあります。その機序には、抗がん剤による小腸と第4脳室刺激から延髄への入力が原因とされています。その対策にはステロイドと制吐剤を併用した制吐療法が行われます。非薬物療法としては、ツボやリラクゼーションなども有効です。