
「ヨガと乳がん」
私は医療現場で日々患者様の治療に携わり、理学療法士としてQOL(生活の質)を考えることは当たり前のことですが、その方が不便なく元の生活に戻る...
がんの基礎知識、治療、がんリハビリテーションを中心に情報を発信しています。
私は医療現場で日々患者様の治療に携わり、理学療法士としてQOL(生活の質)を考えることは当たり前のことですが、その方が不便なく元の生活に戻る...
がん治療応援サイトに、国家資格を有するヨガインストラクターの先生が、がん治療中の方向けに情報発信をしていただく事になりました!
乳がん術後では肩凝りや首凝りが出現するため、退院後もストレッチングを継続する事をお勧めします。乳がんでなくても、肩凝りや首凝りで悩む方は多いです。全ての方に行える、肩周りのストレッチングをご紹介します。
牛乳を過剰に摂取すると、IGF-1(成長ホルモン)が分泌され、乳がんや前立腺リスクが高まる可能性は、以前から議論されています。しかし、がん発生のリスクは、牛乳のみではなく、遺伝、生活習慣、食生活、運動習慣などの多因子が絡みあって起こります。この論文を読んで私たちが行動するべき事は、、牛乳だけに偏らず、豆乳や低脂肪牛乳も摂取するよう心掛けることだと思います。
がんを経験された方より、「振り返ると、がんの徴候(サイン)だったかもしれない」体験を教えて頂きました。性別や年齢もバラバラなので、全ての方に症状が当てはまりません。しかし、身体の異変を感じて受診するのきっかけにはなるはずです。
乳がんと前立腺がんの発生と進行は、自律神経の影響が研究されています。両者とも性ホルモンが関連しており、自律神経と性ホルモンには密な関係があると推測されます。自律神経を整える方法は、生活習慣の改善や入浴、リラックスなど、自分で実行できます。
エストロゲンが原因の乳がん患者は約6割です。エストロゲンは、食欲抑制作用があるため、ホルモン療法によるエストロゲン分泌減少は、体重増加の要因となります。エストロゲン分泌減少により、自律神経の乱れを引き起こすので、自律神経を整える事で、食欲減退が期待されます。
がんになると体重減少する方が多いですが、反対に体重が増加する方もいます。体重増加の要因は腹水や浮腫などの水分貯留のケースが多いですが、稀に腫瘍増大を伴う事もあります。食事量は変わらないのに体重が増加する場合は精密検査を検討してください。
乳がん術後の症状に苦しむ方は多く、その原因はアライメントの問題から薬剤まで複合的です。大抵、主治医へ相談しても解決しないケースが多いです。今できる事は、自主訓練しかありません。また、一見関係の薄そうな有酸素運動を取り入れることも、有効とされていますので、ジョギングやランニングを始めてみるのもいいかと思います。
腫瘍マーカー測定は癌の進行度を反映でき、必要な不可欠な検査です。しかし、診療報酬上、何度も検査できません。特異度と感度が低いので、早期発見の検査には向かない腫瘍マーカーが多いです。そのため腫瘍マーカーは、がんが確定している患者の経過を知るために用いられます。