先進医療一覧

遺伝子パネル検査の適応拡大

厚生労働先進医療部会とは、先進医療を評価する厚生労働省の会議です。全国から先進医療にして欲しいと申請が上がる内容を、審査する場です。今回は、遺伝子パネル検査について申請があり、見事採択されました。これで保険適応が広がる事が確定したわけではありませんが、大きな一歩です。今後に期待します。

癌と腸閉塞

癌の腸閉塞は、多くの癌患者さんが悩む症状の一つです。吐気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出現します。癌に伴う腸閉塞の原因には、癌治療薬の副作用、術後合併症、癌の圧迫、腹膜播種があります。治療は保存療法から手術まであります。

陽子線治療

陽子線治療は放射線治療と比べて後遺症も少なく、悪性腫瘍へピンポイントでエネルギーを照射できる治療法です。近年、一部の疾患で保険適応となっており、先進医療も行われています。費用が300万円と高額なため、保険適応の拡大が期待されます。

患者申出療養

患者申出療養は、保険適応治療、治験、先進医療に該当しない治療を行いたい患者の意思に応える制度です。国側、患者側の双方にメリットがあります。しかし、現状普及していません。保険適応外の治療を行うのは、医師側にリスクがあります。急変時の対応などの医療設備が整った大きい病院でないと実施できません。制度は立派ですが、患者の希望をかなえるにはハードルが高すぎる制度だと思います。

腹膜播種

腹膜播種は子宮がん、胃がんで多くみられますが、腹腔内の臓器がんは腹膜播種を起こす可能性があります。腹膜播種になるとステージⅣと診断されます。PET-CT、審査腹腔鏡検査、細胞診が有用です。確立された治療はありませんが、先進医療である抗がん剤腹腔内投与や腹膜切除術が試されます。腹膜播種は現在多くの研究が行われており、播種転移のメカニズムが分子レベルで解明されつつあります。今後の進展が期待されます。

がんの先進医療

がんの先進医療は種類が多いですが、対象疾患はとても限られます。主治医が先進医療を把握していなければ、勧められる事はまずありません。自分で調べ、主治医へ相談するか、直接先進医療を行っている医療施設へ連絡するしかありません。先進医療は自己負担となりますが、税制優遇を受けられます。