腹膜播種一覧

がんの前兆(サイン)

がんを経験された方より、「振り返ると、がんの徴候(サイン)だったかもしれない」体験を教えて頂きました。性別や年齢もバラバラなので、全ての方に症状が当てはまりません。しかし、身体の異変を感じて受診するのきっかけにはなるはずです。

婦人科系がんの特徴

婦人科系がんの子宮体がん、子宮頸がん、卵巣癌は、女性のがん患者の約1割ですが、女性特有の機能に発症するがんは、症状も特徴があります。特に注意して欲しい婦人科系がんに関連する症状は、血液凝固系因子の亢進、リンパ浮腫、腹膜播種、腸閉塞の合併です。

癌と腸閉塞

癌の腸閉塞は、多くの癌患者さんが悩む症状の一つです。吐気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出現します。癌に伴う腸閉塞の原因には、癌治療薬の副作用、術後合併症、癌の圧迫、腹膜播種があります。治療は保存療法から手術まであります。

腹膜播種

腹膜播種は子宮がん、胃がんで多くみられますが、腹腔内の臓器がんは腹膜播種を起こす可能性があります。腹膜播種になるとステージⅣと診断されます。PET-CT、審査腹腔鏡検査、細胞診が有用です。確立された治療はありませんが、先進医療である抗がん剤腹腔内投与や腹膜切除術が試されます。腹膜播種は現在多くの研究が行われており、播種転移のメカニズムが分子レベルで解明されつつあります。今後の進展が期待されます。

腹水・KM-CART

腹水は肝臓がんや胆管がんで見られますが、腹膜播種が原因になることもあります。第一に利尿剤で体内の水分を除去する治療が行われますが、改善しない場合はKM-CARTで腹水を抜き、濃縮されたアルブミンなどを体内へ戻します。KM-CARTは2週間に1回のみ保険適応となります。