食事一覧

鉄とがん

鉄の過剰は、臓器障害を引き起こし、がんのリスクも高まる事が報告されています。鉄の過剰を防ぐためには、肝臓の働きが重要です。鉄は生体内で再利用されており、1日の吸収量は1mg/mlとごく僅かなため、鉄分サプリの摂取が必ず必要とは言えません。

筋肉とたんぱく質

筋肉は同化(増える)と異化(減る)を繰り返しており、そのスイッチには、mTORが関係している。同化は筋トレやタンパク質の摂取により促される。同化に重要なアミノ酸は、ロイシンであり、ロイシンが多いほど、筋肉合成は促される。ロイシンが配合されたプロテインが、リハテインWPIである。

糖質制限

糖質ががんの餌(栄養)である事は事実ですが、糖質を制限する事で、がんの増殖が抑制される事にはなりません。糖質は脳や筋肉の栄養分でもあり、極端な糖質制限はおススメできません。間食による糖分摂取を控え、高血糖状態の解消に努めましょう。

虫歯

がん治療をされている方は、口腔内環境の変化が起こりやすいので、虫歯になりやすいです。もしも虫歯になったら、がん連携歯科医院を受診することをオススメします。一般的な歯医者の場合、がん治療を行っている事で断れるケースもあるようです。歯科治療を受ける側としても、やはり癌について一定の知識を持った歯科医院で治療を受けたいと思うものです。

人工甘味料

人工甘味料は血糖値を上げないため、糖尿病予防として期待されていましたが、近年の研究では肥満や糖尿病発症のリスクである事が分かってきました。その原因は、腸内細菌の乱れや糖質不足による糖質過多が考えられています。しかし、人工甘味料が癌発症や死亡率と有意に関連している事は、コホート研究でも否定されつつあります。砂糖入り飲料を飲むより、人工甘味料の方が、死亡リスクは低くなりますが、安全とまでは言えないようです。

便秘と運動・食事・環境

便秘はがん患者さんの大半が経験する副作用であり、通常は下剤が使用されます。しかし、下剤も薬剤であるため副作用があり、注意が必要です。自分で行える便秘対策として、水分摂取や食事の工夫、便秘体操や環境調整があります。

嘔吐の機序と対処療法

悪心・嘔吐は抗がん剤の24時間以内に出現する超急性副作用です。その他、遅発性や予測性などがあります。その機序には、抗がん剤による小腸と第4脳室刺激から延髄への入力が原因とされています。その対策にはステロイドと制吐剤を併用した制吐療法が行われます。非薬物療法としては、ツボやリラクゼーションなども有効です。

癌と腸閉塞

癌の腸閉塞は、多くの癌患者さんが悩む症状の一つです。吐気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出現します。癌に伴う腸閉塞の原因には、癌治療薬の副作用、術後合併症、癌の圧迫、腹膜播種があります。治療は保存療法から手術まであります。

癌とビタミン

ビタミンは脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあります。ビタミンは身体の中で起こる様々な反応の補助として働いており、食物から摂取する必要があります。ビタミンを点滴で投与する方法もありますが、過剰になると癌を引き起こす可能性が考えられており、医師の判断が必要です。水様性ビタミンはサプリで摂取しても、ほとんどが尿として排出されている可能性があります。高額なビタミン剤には注意が必要です。

がんと糖尿病

糖尿病とがんには深い関連があります。糖尿病ががんになる要因は、高インスリン、高血糖、慢性炎症が考えられています。また、糖尿病治療薬はインスリンを分泌するため、がんになるリスクが高いと考えられていますが、十分な根拠はありません。がんの有無に関わらず、血糖コントロールが重要です。